橋本涼くんは、

 

橋本涼くんは、そこに居た。

橋本涼くんは、きっと優しい人だと思った。

橋本涼くんは、きっと痛みも葛藤もちゃんと感じる、わたしと同じ、人間だった。

ずっと、これまでも、今も。

 

橋本涼くんは、いつもにこにこしている。いつもにこにこしていて可愛らしい。

だから、橋本涼くんは、起こることぜんぶを包み込めちゃうような強さを持っている人だと思っていた。そこにはまばゆい尊敬があった。

 

でも

橋本涼くんは、きっとわたしと同じだと知った。

初めて会った橋本涼くんは、何でも楽勝で跳ね返せる神様なんかじゃなくて、

ただそこに居る、1人の人だった。

ただそこに居る、1人の素敵な人だった。

 

橋本涼くんはきっと、痛みを感じることもある。葛藤を感じることもある。

きっとわたしと同じように、毎日を必死でもがいている。

だけどきらきらな笑顔で、全力で、目の前の人を幸せにしようとする。

橋本涼くんは、わたしが知っていたよりずっと、ずっと、もっと、優しい人だった。

痛む所にそっと手を添えて隠して、今日も目の前の人に笑いかける。

 

君のいちばん深くにあるのはきっと優しさだ。

優しさが橋本涼くんを、強く、強くしている。

優しさが橋本涼くんを、全てを楽勝で跳ね返す強い人に見せる。

 

橋本涼くんは、自分のことを「メンタルだったり心が弱い人間」と言った*1

それは、橋本涼くんがいつもそっと手を添えてわたしから隠す、痛みだった。

橋本涼くんは、強さだけじゃなく、弱さも持つ人だ。そしてその弱さはまた、わたしをよりいっそう惹きつける光になって反射する。

 

橋本涼くんは、弱さを自分の手で抱えて、また笑う。自分を心が弱い人間だと表現した7行先には、「ジャニーズで一番のカッケェ男になる」と豪快に夢を語った*2

 

橋本涼くんは、弱さを携えて、強くなろうとする人だ。

痛みから少しだけ手をずらして弱さを見せてくれた君は、どうしてだろう、強さしか見せない君よりもずっと強く見えた。

 

橋本涼くんは、優しい人だ。

橋本涼くんは、夢を語る人だ。

橋本涼くんは、自分で自分を愛せる人だ。

 

君の全てが、胸に迫って、愛おしくて、まぶしくて、

 

わたしはずっと君に恋をしている。

 

 

君が強くなろうとする分だけ、君を愛で包み込みたい。

君が痛みを隠そうとする分だけ、君の強さを推し量りたい。

 

橋本涼くんは、やっぱりまた、強い人だと思った。

そこにはまばゆい尊敬が、また、生まれた。

橋本涼くんは、強さだけが強さじゃないとわたしに教えた。

橋本涼くんは、清濁併せ呑んで、ラッキーもアンラッキーも受け止めて、そして楽しく生きること、それが尊いとわたしに教えた。

その楽しさが、笑顔が、芯の強さが、本当に素敵だ。

 

橋本涼くんは、素敵な人だ。

 

橋本涼くん、君はわたしのヒーローだ。

 

 

ずっと、ずっと、幸せで居てね。

 

橋本涼くんに、とびきりの感謝を込めて。

 

 

2021/08/15

 

 

 

*1:2021年8月2日の「伝記」より。

*2:同上。