自分の沼落ちに救われた話

 

今更すぎる沼落ち記録を書こうと思います。

超今更だよね、でも振り返りたくなっちゃった。今回書くのは橋本涼くんに出会った頃のこと。みちえだくんの沼落ちはその前日談としていつか書くかもしれない。

 

出会い

涼くんの存在を知ったのは、道枝担として初めて買ったMyojo2019年4月号。ちょうどJr.大賞の結果発表の号で、「よく聞くJr.大賞ってなんぞや、、?」っていう思いから購入に至ったぐらいのぴよぴよJr.担期でした。

そのMyojoでJr.大賞の概要を知った時には、「何て楽しそうなイベント!!!待ってろ来年!!!!!」って思ったよね、こういうアンケートみたいなの大好きだから(笑)今も適度な距離感で大賞を楽しんでいるオタクです。

 

西畑さんが初めて恋人にしたい1位を獲得したこの大賞、涼くんはというと「結婚が早そう」部門で1位を獲得していました。涼くんへのファーストタッチ、「結婚が早そう」でした。(笑)

だからまぁ必然的に(?)、「ちょっとチャラめの人なのかな…?」って第一印象。これは涼くんが悪いんじゃなくて部門ゆえのもの。

(ちなむと、ゆうぴ〜のことは超真面目な方だという印象を受けていた。実際にすごく真面目な人だと今も思っているけれど、チャハハ!って可愛い笑い声をたてたりイケボで「涼」って呼び出す感じだとは全く想像していなかった。リア恋部門のコメントの純真さとキリッとした表情からそう見えたのかな。だから、HiHi Jetsって色んな人がいる不思議なグループだなぁという感触を抱いていました。まぁ間違ってはない!)

 

この回のみょじょ、はしみずの高校卒業お祝い号なんですよね。今見るとすごい良い表情してるなって思う。

涼くんはなんか、個性強いな〜〜〜って、でもグループに1人はこういう人いるよな〜〜〜って感じ。まさかあのときは、こんなに大切な人になるだなんて、思いもしなかった。

 

 

好きになった

 

涼くんに出会いはしたものの、沼落ちするのはもう少し先。わたしが受験勉強に本腰を入れ始めた高校3年生の5月でした。しかもHiHi Jetsを見始めたきっかけは涼くんじゃないんだよね。みずきくん。みずきくんが、以前わたしがお世話になった塾の先生にとてもとてもよく似ていて、本気で隠し子なんじゃないかって疑ってて(笑)。「井上瑞稀 父」で検索したもん。今思うと笑っちゃう。

ゴールデンウィークで時間があったのか、勉強の合間にYouTubeを見ていたら、ふとおすすめに出てきたHiHi Jetsの高尾山動画が目にとまり、アイドルがアウトドアしてるの見るの好きなのと、あのみずきくんが居たから(笑)興味本位で再生しました。

やっぱり最初はみずきくんを見てたよね。それも「わたしこのひとに堕ちちゃうかも」とか思いながら。(びっくり!)

みずきくんのジャージの感じとかちょっと気怠げな歩き方とかに、正直魅力を感じてた。

 

でもでもでもでも、なんでだろうね?!?後編を見終わる頃には金髪サングラスのお兄さんのことを見ていた気がするんだ…。もう確かなことはよく覚えていないけど、そりゃぁだってあのビジュの涼くんをわたしが嫌いなわけがないから(泣)ベクトルが変わったのはこのタイミングだったと思う。

 

ただ、まだ覚悟は決めきれずにいるというか。この頃のわたしってみちえだくんにもまだおちたばっかりで、掛け持ちってものにすら慣れていなかったんだよね。ずっと大倉忠義さん1人を好きでいたのが急に掛け持ちになったから、どこか後ろめたさのような感情から「大倉さんメイン、みちえだくんサブでいこ!」なんて言葉で自分を納得させないと道枝担になる勇気すら持てなかったような状態で、その上もう1人掛け持ち?担当が3人?なんてちょっと考えられない境地だった。(今はもうそんな気持ちないけど!)

だから、橋本涼くんに惹かれる自分を懸命に抑えていた。でも、Hi Tubeは着々と見進めていましたね。。5月9日には友達に「橋本涼くんにおちないように頑張ってる、、」って言ってる。観念しなよ。もう好きでしょ。

 

 

覚悟

 

彼にトドメを刺されたのは、そう遠くない日だった。何にトドメを刺されたかというと、彼の表情。ものすごく単純。だけど、わたしは後にこの単純な事実に心底救われることになる。

 

ジャニーズJr.チャンネルを見進めた先にたどり着いた「HiHi Jets 紹介ラップ」。

 

youtu.be

ここが橋本担としてのわたしの原点になった。

 

「時々わがままなすがまま 脳内変換あっぱらぱー」

 

このパートでの彼の柔らかで繊細、なのに強い刺激を持つ表情を見た時、

あぁ、わたし、この人を応援するんだなぁって、悟った。覚悟が決まった。希望にも諦めにも近いような、そんな感覚だった。

今見ても表情が天才なんだよね。そりゃおちちゃうよ。好きになっちゃうよ。彼のことを好きになりたいって、本能が言ったもん。

結局、纏う雰囲気とか素敵な声とかかっこよすぎるお顔とか、涼くんに沼落ちする理由なんていくらでもあったけど、結局、わたしを彼に沼落ちさせたのは彼の表情でした。表情の作り方が今まで見てきた誰とも違う。ぴったりわたしの胸にはまる、刺激だった。

 

彼の表情がわたしに覚悟を決めさせた。この事実が、後のわたしに大きく響いてくることになる。

 

 

好きになったあと あの頃

 

それからはもう順調に好きだった。最初の躊躇いが嘘のように、掛け持ちライフを謳歌した。ちょうど大きな失恋をした後だったこともあって、涼くんにのめり込めることが救いだったし、大倉担としても十五祭に参加して心を震わせたり道枝担としてもこの頃のバラエティ面での一喜一憂が思い出深かったりする。もう掛け持ちが自然な状態になった。今ではわたしには掛け持ちスタイルがすごく合っていると思ってる。

 

そして、彼がたくさんの髪色で輝いた夏を越えて、季節は秋。

色んな想いが交錯した2019秋。

 

率直に言うと、今言うとね、

あの頃で良かったって個人的には思っている。

わたし自身も大学受験期で、たくさん自分を律する必要がある時期で、あの頃「涼くんも頑張ってるはずだから、じぶんも頑張ろ」と、何度思ったか分からない。

 

ただ、一報を知ったときの心がスゥッと冷えていく感覚は、未だに残っている。ふとしたタイミングで、意図せず目にしてしまったその光景を思い出すこともある。

きっと涼くんだって、そうなんだろうな。

 

 

あの頃、もしかしたら彼を好きだった自分のことを「バカだったな」と思う日が来るかもしれないと覚悟していた。

でもそれでもいいから、今のわたしは彼が好きだと、そう思える位には、彼の表情がすきだった。

彼の表情に惚れ込んだ瞬間は確かで。誰が何て言葉で彼に石を投げつけようと、その表情に魅せられた瞬間だけは確かだったから、だから彼を好きだと堂々と言い続けることができた。もしも彼の持つ優しさや仕事への向き合い方をきっかけに好きになっていたら、そんな風に好きだと言い続けることはわたしにはできなかったかもしれない。彼の内面がきっかけだったら、「嘘」とか「失望」みたいな要素が、わずかでもわたしの頭をよぎったんじゃないかと思う。もちろん、表情だけじゃなく彼の内面もずっと愛しているけれど。

これから先何があろうと、彼から心が離れることがあろうと、わたしが彼の表情に心を掴まれたことは絶対に変わらなかった。

逆にいえば、それ以外のことは確かなんかじゃなかった。彼が心の中で何を思っていて彼の人生の中でこの仕事がどういう位置付けかなんて、わたしには分からなかったから。5人で居る未来も、わたしが彼を好きでいる未来も、信じようとする反面、どこか心に保険をかけていた。もしも彼がわたしの前からいなくなっても生きていけるように。じぶんの心を守れるように。一種の防衛本能だったと思う。

だから、涼くんにも「パフォーマンスを信頼している」と手紙に書いた。もちろん涼くん自身のことだってすっごく信頼してたけど、薄っぺらいと思われそうで書けなかった。涼くんに、「自分の何を知ってるの?」って思われるのが怖かった。涼くんの境遇を見たら、猜疑心みたいなものが彼の心に生まれていても不思議じゃないなと思ったから。

 

彼がどんな人であったとしても、きっとこれからもわたしは彼の表情だけはずっとすきだと、それだけを確信していた。確信できることがあったのが、わたしにとってとても大きく、彼を好きでいる理由になった。

表情で好きになって良かった。自分の沼落ち理由にあの頃本当に救われていた。今も彼の表情の作り方にはよく感嘆のため息をつく。すごいよ。本当にすごいんだよ。だから自信持ってよ。

 

 

涼くんは、変わらぬ可愛さのまま、更にパワーアップして帰ってきた。

そこには大好きな涼くんが居て、憧れの涼くんが居て、それだけでいいと思った。君が笑っているだけでいい。それ以上のことはないって、何度も何度も幸せを噛み締めた。

受験期の日記を読み返したら、「橋本涼の女なんだからまだやれる。私まだいける。」と書いていた。強いね。涼くんがわたしを強くしたね。

 

涼くんの伝記は、以前と少し変化した。

良い変化とも悪い変化とも決めつけたくはない。ただ、寂しくないと言ったら今でも少しだけ嘘になるし、でも絵文字がなくてもこんなにきゅんとさせられるんだ?!って涼さまの実力に感動したりする。どんなニュアンスで言っているか、勝手に脳内再生されるくらい、彼の言葉には温かみがある。不思議だね。

 

最近はピアス姿も少しずつ見せてくれるようになったね。なんだか、彼の中でひとつ、区切りがついたのかなぁと感じた。本当にこちらの想像でしかないんだけれど。彼は「赦し」みたいなものを、やっと、自分に与えられたのかなぁって。

引きずってほしいわけじゃない。忘れてほしいわけでもない。ただただこれからの彼自身を守っていくための経験として受容して、楽しく生きていってほしいなと思う。

 

あの頃君は雑誌で「もう一般の人が望むような理想のアイドル像にはなれないかもしれないけど、自分たちのファンを楽しませる、幸せにしたい、というか幸せにするって気持ちは、いっぱいです。」*1と言っていたね。

誰かと重ねて君を見ているわけじゃないよ。君が君であることが、わたしにとって何よりも嬉しいんだよ。

だから、ずっと、自分自身のことを信じてあげてねって、君にいちばん言いたい。

 

 

沼おちの話だけするはずが、期せずしてあの頃の話になっちゃった。

でも、涼くんと離れていた時間も、あの時期も含めてぜんぶぜんぶ愛おしい季節だって、言っちゃだめかな。

明るいことばかりじゃなくても、その日その時に自分が感じたことを大切にしていきたい。これからも。

 

もう君たちの季節、秋が来るよ。

HiHi Jetsの秋です。

 

*1:『TVガイド』2020年3.27号 橋本涼くんソロインタビューより