映画『メタモルフォーゼの縁側』かんそう。
映画『メタモルフォーゼの縁側』を観てきた。
もう、とりあえず、とても好きだった。たった今カフェでコーヒーの出来上がりを待ちながらこの文章を打っているのだが、もう冷めやらぬ興奮でちょっと手が震えている。早く書きたい。早くこの映画の感想をアウトプットしたい。誰かに言いたい、この映画の良さを!
ふぅ。
ちょっと一旦落ち着くことにする。
本当は電源のあるカフェにてpcで猛スピードのタイピングで思いっきり書き綴ってしまいたかったのだが、せっかく日比谷に来たんだしと、風情のあるコーヒーをいただきます。店内がおしゃれ。
ということで、スマートフォンの小さな画面でいざ、メタモルフォーゼの縁側を観て感じたことをどんどん見つめていくぞ!
(酸っぱ味があるのに美味しい。)
第一に、わたしはやっぱりオタクなのである。
まず、まず、第一に感じたことは、
ああ〜〜オタクって!!そう!
うん、そうなの…!
うらっちと雪さんがときめく笑顔で漫画を語り合う時間、「あるあるある…!この、エネルギーに満ち溢れた空間…!そうなんだよね、こういう感じ、心の底からときめいて、自分の中にプラスのエネルギーが爆発していて、語り合うことでもっともっと喋りたいことが出てきて…!!!わ!か!る!」と、
なんだか泣けてしまいました。「わかる」の感情って涙を誘うんですね。本当にほろっと、何度も、涙した。
隣のお姉さんも反対隣のお姉さんも多分目元をハンカチで抑えていた。わかるよね、わかる。なんだか、わかってしょうがなくて泣けたよね。
だってさ、時々さ、迷うじゃない。
「わたし、これでいいのか…?」と。
劇中のうらっちさながら、わたしもしょっちゅう迷っている。たとえば、
またグッズ買ってしまった…
このお金を少しお化粧品にあてた方が、将来の自分は喜ぶんじゃないか…?
こんなに夢見てていいのか…?
妄想ばかりに耽ってときめいて、楽しいけどどこか逃避行なんじゃないか…?
わたし現実の恋愛下手くそか…?
とかさぁ!もういっぱいのハテナマークと共に毎日を過ごしている。
だけどね、やっぱりね。
「これがあるから生きていける!」
「この時間のためならどうにか生きてやる!」
「生きててよかった!!」
って、心の底から言える時間。
あぁ、もう今書いていてじんわり泣きそうになってしまうほど、そんな時間が大切だなって、とても分かった。
劇中のうらっちが、「大切なものを大切にするってむずかしい」って壁にぶつかっていた。
そうだよね、たまに、大切なものを大切にするのがはずかしくて、これでいいのかな?って、迷って、もっとまともなことしなきゃとか、なんだろ なんていうんだろ、もっと、普通の女の子にならなくちゃなって思うことがあって。
いいや、十分普通の女の子なんだと思う。十分、普通の"オタクの"女の子です。ね。
たまに"オタクでいいのかな…?"って思うけど、多分この感じでいくとおばあちゃんになっても何かしらにきゅんとしているのだと思うし、もういいじゃん私!って。
だって劇中の雪さんはとってもチャーミングだったもの。おばあちゃんになっても、何かに心の底からときめくことができる自分だといいなって思うし、そうなるんだと思う。
良い意味で、ご都合主義ではない映画でした(微ネタバレ)。
綺麗な筋はあるんだけれど、つむっちとの距離感はフラットなままだし、えりちゃんはずっとえりちゃんだし、うらっちも、劇的にメタモルフォーゼする訳ではないし。
そこがね、とてもリアリティに寄り添っていて、とても、心地良かった。あぁ、そうだねって。「なんかいいなぁ」と思える映画だった。
恭平くんasつむっち
またね〜〜、恭平くんが心地良い存在感で!!あぁー高橋恭平くんが所属するグループを応援していて嬉しいなと感じました!
つむっちは、付かず離れず、ものすごく良い塩梅で登場する。本当に良い塩梅。あのバランス感がとても好きです。
つむっちのあの、なんていうんだろう、フラット感?飾らずまっすぐにやさしく在る感じが、恭平くんの持ち味とすごく共鳴していてほんっとうに最高でした。キャスティングされた方、とても良い仕事おつかれさまでした。
つむっちありがとうね。なんか、つむっちが居たから「楽しい時間って楽しいでいいな」と思うことができたのかもしれない。
最後、つむっちもがんばったね。人ががんばるということって多分、「自分なりの選択をする」ってことなんじゃないかなと思った。
耐えるとか、めちゃくちゃ走るとか、そういう物理的に分かりやすく辛いことよりも、「自分はこの道を行くのだ」と腹を固めること、それがいちばん人ががんばる瞬間なんじゃないかって、つむっちを見て思ったよ。
なんでここまで興奮しているの?
未だにちょっと腕の筋肉がふるふるしている。観終わって早1時間が経とうとしているのに…なぜここまで心震えているのだろうか?
めっちゃ良い映画観たよね。
メタモルフォーゼ。メタモルフォーゼ。
わたしもうらっちと同じように、あの120分で少しだけメタモルフォーゼしたのかもしれない。
追記;
手がふるふるしていたのは興奮だけではなく、貧血だった(笑)。
カフェを出た後の帰り道はふらふらで、大反省。メタモルフォーゼの興奮で、食事を十分に摂っていないことを忘れていました、、。
オタク!食事はしっかり!